
「生死一」
父の座右の銘

自分を生かすも殺すも紙一重
人は様々な障害を前に
どのように向き合うのか
そこから
抜け出るためには
待っているだけではいけない
人はそんな時どう向き合うのか?
興味深く見守りながら
何かヒントを掴みたいと思う
最近では
国枝慎吾選手
伊藤美誠選手
久保建英選手
国枝選手は車椅子テニスという事から
ずーっと放送されたテニスはほとんど見ていたと思う
ご本人も言われたように
実は東京オリンピックから
普通のテニスとしての面白さを感じるようになっていたのです
それまでは正直言って
強過ぎて面白くなかった
スポーツとしてのテニスにしては
ツーバンドでも拾えることがなんとなく
引っかかっていた
でもパラオリンピックを通して
それぞれの種目にルールがあり
それでも同じ条件の下で白熱の試合を見る事で
楽しみ方が変わって来たような気がする
激しい勝利への執念
国枝選手はテニスラケットのグリップに

俺は最強だ!と書き込む事によって
追い込まれた時
余裕を持って冷静にプレイするために
東京パラオリンピックからグリップに
書き込んでいたように思う
私は国枝選手の引退試合決勝に
その一球を目の当たりにする
新進気鋭の小田凱人(ときと)選手に追い込まれる
その時に放ったバックハンドの
ストレートに決めたダウンザライン!
一歩も動けなかった凱人選手
16歳の若者は9歳の時ロンドンオリンピックで
勝者になった国枝選手を見て
この道に入ったことを知る
そして
決勝で若者は信じられなようなプレイを連発して
タイブレークまで追い詰める
「今の涙は悔し涙でなく
決勝の舞台で国枝選手とここに立てることからの嬉し涙なんです」
決勝戦い抜いた若者は
胸を張って答える

私は2人の対戦をこれからもたくさん見たいと
ここで引退してしまう国枝選手に
まだまだ戦っていて欲しかった
ライバルあってのスポーツ
テニスなんだと思う
もっともっと2人の戦いを観たかった
PS
小田選手は、小学3年生(9歳)の時に左股関節に骨肉腫が見つかって、骨肉腫切除と人工関節装着等の大手術を受け、それまで熱心に練習していたサッカーから車いすテニスに転向したんだそうです。
小田選手は左側の筋肉が無く、身体の左側を支えることができません。
左右のバランスが取れず、姿勢も保てず、上手に歩くことも出来ません。
入院中にむさぼるように見ていたのが、国枝慎吾さん(ユニクロ)が金メダルを獲得した、ロンドンパラリンピックの車いすテニスの動画でした
楽天ジャパンオープン2022』の、車いすテニスの部男子シングルス決勝戦
国枝慎吾 対 小田凱人
6-3, 2-6, 7-6(3)
激闘の跡を確かめてみて下さい
貴方に何かのヒントになることを
祈りながら
「生死一」