命の洗濯その2

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母さんごめんね

最後の最後に

駆けつけることができなかった

少しでも苦しみを

軽くしてあげたかった

車椅子では急げなかった

弟が電話で様子を伝えてくれる

厳粛な時が迫っていることを感じながら

覚悟を決める

浅川を通り過ぎる風が

それでいいんだよ

と言いながら

風が運んでくれる

母の最後

秋桜の花が

母の微笑みを

青空に雲が流れてゆく

辛くとも

優しい思い出が蘇る

淺川は母の懐

命の洗濯をするところ

PS.

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