若干27歳での脳出血に
同じ病気で倒れたものとして
心配されているファンの方達のために
安心してもらおうと
私の体験を
振り返ってみようと思う
緊急手術したということは
点滴によって
出血した箇所を固めてしまう
固定法を取れなかったと推測されます
12日に具合が悪くなったことから
出血から3時間以内であれば
手術せずに点滴で
出血を止められたと思う
現代の脳外科の進歩は
微細な脳神経を避けながら
手術できるので
後遺症はほとんどなくて済むでしょう
ただ出血が右脳か左脳かによって
出血による後遺症が少し異なって来る
私の場合は右脳の左半身運動機能障害でした
右脳の場合は
言語障害が出やすいのと右半身が麻痺している場合が多い(出血量によるが)
利き手が右の人が多いので
書くことの障害と言語障害などが出る場合は
リハビリで克服して
仕事に復帰している人がほとんどです
それほどリハビリの医学も進んでいるのです
そして27歳という若さが
仕事に復帰したいという意欲が
脳細胞を活性化させ
新しい神経細胞を再構築して
ほとんど後遺症が残っているとは見えないほど
必ず元の俳優業に戻れるに違いありません
リハビリ中に見たある野球少年のドキュメントが
強烈に心に残っています
脳腫瘍で半分の脳を切除しても
再びキャッチボールする姿は
今でも強烈に残っている
それだけ
脳細胞の可塑性を
信じていいのだと思います
27歳の若さが
それを可能にしてくれます
私でも右手は利き手なので
クレープを焼いて
左手を補助的に使えるようになって
2007年9月に脳出血
約半年のリハビリを経て
仕事に復帰したばかりでなく
北海道、沖縄、九州と
杖をついて一人で写真旅行をしました
61歳の時でしたから
まだまだ意欲は衰えていませんでした
何よりも必要なことは
目標に向かう意欲なのだと思います
それが脳神経の復活を促すのだと思うのです
俳優という仕事に向かう意欲と情熱が
脳神経を復活させるのです
ファンの方の支えが何よりも励みになるに違いありません
私の場合はお客様の
また「マスターのクレープ食べたい」
そう言ってくれるのが
何より嬉しかった
74歳になった今
加齢との戦いが
左半身麻痺に負けそうになっているのが
悔しい
超えられない壁になっている
電動車椅子に頼る毎日
それだけあちこちが劣化している事が
現状
俳優
清原 翔
185センチ
27歳
君はまだ若い