初明治座「ふるあめりかに 袖をぬらさじ」観劇その二

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(ネタバレあり)

とうとう明治座へ行ってきました前の日から眠れない夜を過ごし

果たして電動車椅子を片手で畳んで(両手で操作するところがあって)

タクシーに乗せられるか心配だったこと

初めてJRに電動車椅子で乗り込めるか心配でした

幸い祭日だったので空いていたので

迷惑をかけることなく、無事東京駅へ

練習した甲斐あって、上手くたためてタクシーのトランクへ収納できました!

(なんと後ろに車椅子ごと乗り込めるタクシーがいたなんて)

伝統の明治座は、車椅子や高齢の方が利用されるようで

徹底していました。休み時間もトイレへのフォローやお声かけしてくれ

夢のような時間を楽しく過ごせました。

貸切が多いのも頷けます。関西方面からのバスが高層ビルの周りを取り囲んでぎっしりです。今週から貸切習慣だそうですが

人気なのも頷けます。

休み時間にも職員の方がパンフレットを手配してくれたり

予約したお弁当を座席まで届けとくれたり

かゆいところまで手が届くサービスでした

明治座自慢のお弁当のうまいこと!西京焼きのおすそ分け!笑

幕間に食べる予定が開幕前に皆さん食べ始めていたので

衝動を抑えきれずにパクパク

格式ある明治座の舞台を踏めることがどんなに素晴らしいことか

体験してきました。改めて舞台観劇の楽しみを味わってきました
とにかく舞台セットが半端ない作り込みなのです二階から見ていても

横浜港を望め遊廓岩亀楼の屋根瓦に至るまで

再現されているのにはびっくり!

役者たちは皆一度は明治座のセットで演じたいそうです。

若くして体験できた瑛久は、本当に幸せものです。

浮世絵風のどんちょうや回り舞台などを最大限に生かしたセットの展開の速さと豪華さに圧倒されました

心配だった音楽劇としての演出はお見事と言わざるを得ません

オープニングからエンディングまで三味線と弦楽器の和洋折衷のハーモ二ーが

とても素晴らしかった!レミゼラブルを思い起こさせるような

アレンジです。特にエンディングのお園役の大地真央さんの自害した亀遊への想いを込めた絶唱は

繊細かつダイナミックで私たちの心を揺さぶり、いつの間にか涙が溢れてました
1幕は豪華な艶やかな着物姿で登場の遊女たちの

やーい! やーい!の掛け声で始まる踊りは元宝塚のOB達の演舞に圧倒されます。開港時代の街並みが描かれた浮世絵風どんちょうが降りると

  
思誠塾の志士達が登場です!瑛久のソロから始まり

開港への抵抗と思誠塾の思いが歌われます!

時代背景を見事に浮かび上がらせるのです

柔から剛への展開は原田さんの演出の賜物です

1幕は岩亀楼の中でのやり取りがメインです

病弱の花魁 亀遊の面倒を見るお園さん(大地真央)

岩亀楼の遊女達をやりくりするお咲(鷲尾真知子)さんl

遊女たちの日常をユーモアを交えて描いていきます。

華やかさと優雅さを盛り上げる元宝塚のOB達

歌と踊りで見せてくれます

西洋音楽と三味線を加えた演出で

大地さんの歌唱力が発揮されます

繊細な三味線に弦楽器が乗って壮大な叙事詩に

藤吉と 亀遊の愛が描かれて行きます

ここで藤吉のアメリカ留学の思いと

攘夷派でも尊皇派でもないことがわかるようになっています。

1幕は回復した 亀遊がアメリカ人イリウスに買われることを知り

藤吉への思いから

自害する所で終わっています。

これは今でも岩亀楼跡に残された辞世の句にも

残されていると言う


自害の様子は誰も知らない所であり、お園さんは藤吉と愛し合う

亀遊を支える側でありながら事態は思わぬ方向へ流れてゆくのです

その流れゆく様を丁寧に描いているのが

原田演出だと感じました

休憩を挟んで一気に事態は膨れ上がるのです

2幕こそ!この舞台の核心へと迫るのです

大地さんの演技は一気に佳境を迎えるのです

瓦版や街の噂を聞きつけた思誠塾門下生達は

5年後その真意を測りに 岩亀楼を訪れます

お園さんは、張り切って自害の様子を

三味線を交えながら、迫真に満ちた演技で見せるのです

血気盛んな役は三津井君の飯塚役

ここは小山役の瑛久は冷静に間に入り

お園さんの嘘を見抜くのです。(時系列の間違いに気付き)

まるでコナンのように笑

2幕はミステリー的要素が入り

一気にシリアス度を増します。

最初に刀を抜いたのは松本役の篠田君です!

予想は外れましたが

五人の志士達の色合いが出ていて

緊張感とミステリアス感で一気に

盛り上がるのです

刀の抜き身に震えるお園さんの演技が

この舞台の最高の盛り上がりになるのです。

志士組が帰った後

腰が抜けたお園は客が残したトックリを

ゴクゴク飲み干すのです。

最後の一滴になるまで

トックリを逆さまにして

手のひらに滴を乗せ、舐めるように

ここが大地さんの見事な演技で

観客を沸かせ引き込む力のすごさです

「抜き身が怖くて、刺身が食えるか!」とタンカを切るところ

藤吉に対して何故駆け落ちしなかったのか迫るところ

大地節炸裂です

最期の捨てゼリフがこの舞台の核心なのかも知れません

「ぜーんぶ嘘さ!!!」

一方で軽妙な言葉でさり気なく笑わせるのです。

藤吉が亀遊との逢瀬にお茶をこぼせば

「これはこれは濡場に失礼」

お客様が突然やって来ると

「イヤダーこんなところで?」

吉原仕込みのユーモアで返すのに、お客様は大喜び

そう言えば志士組の歌唱は冒頭の唄以外に無いに等しいかも

(よかったよかったバレなくて!?笑)

フィナーレに刀を抜いた演舞を見せてくれましたが

原田さんは舞台は粘土細工のようなものと言われるように

42日間の公演で微妙に変化させているのかもしれません

あくまでシリアスに徹したのでしょう!

志士組のリアリティーあってこそ

大地節がより一層の輝きを増すのですから

瑛久の4年間は決して無駄ではなかった

1番攘夷派としてのリアリティーを出せていました!

2.5次元の舞台に見切りを付けた瑛久の目は確かでした!

お赤飯炊いてあげたいと言うのが正直な気持ちです。

親バカですみません!

大地さんファンが全国から押し寄せるの

納得の舞台でした

42ステージ毎回満員なのですから

帰りは塩野瑛久の登りを見ながら、胸を張って帰りました。


この日は警備が厳重でおかしいなと思っていたら

皇族(高円宮妃)の方が観劇されていたことがわかりました。衝立があったのでその向こう側に座っていたなんて

目の前なのに?!
幕間はこれを食べました!笑


心もお腹も満たされた帰りの電車は

ウトウトしてしまいました。!

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