
PS
放送当初は、平安中期の貴族社会が舞台で、合戦などの派手なシーンがないことや、道長とまひろの恋愛模様が描かれることなどから、大河ファンからは懸念の声も上がったが、「NHKプラス」での視聴数が歴代大河ドラマでトップの数字を叩き出したことは、配信で見る新たな層を獲得できたことを裏付ける。
「女性の生きづらさが凝縮された平安時代で、紫式部や清少納言らの文学が果たした役割の大きさを描き、藤原道長と紫式部の関係性の新解釈を提示しながら、人の思いの不変さをヒューマンドラマとしてもしっかり描き切った印象です。今まで大河ドラマに堅苦しいイメージを持っていた新規視聴者層が反応し、『光る君へ』がきっかけで、NHKプラスに入会したという声もネットでは散見されています」(ドラマ制作関係者)
脚本の大石さんより
「光る君へ」をご視聴下さった皆様、ありがとうございました。
平安時代なんて誰が見るのかな? と思いながら一か八かの賭けにでた感じでしたが、何も知らなかった1000年前の日本のことを知ることが出来、それはとても興味深く面白い仕事でした。
摂関政治とは何なのかもよくわかりましたし、大陸の真似をするのではなく国風文化が花開き始めた頃で、1000年生きる文学作品がいくつも生まれました。すごい時代だったな・・・と思います。
生きて行くことは誰にとっても苛酷ですが、閉塞的で陰湿な今の時代より、人は楽しかったのではないかな・・・と思いながら書きました。
最終回、道長臨終のシーンのまひろの道長の芝居の見事さに、シビれました。
まだまだ余韻が体の中に残っており、終わったような気もしませんが、1年間、ありがとうございました。