
流刑にされるなら、直秀が海の向こうで、自由になれたかもしれない希望が無惨にも断たれてしまう!そして風葬地の鳥辺野で直秀の亡骸に対面してしまうまひろと道長!なんと言う理不尽な!直秀の手にはしっかり鳥辺野の土が握られている!道長は自分の浅はかさを嘆き慟哭するシーンがいつまでも脳裏に残りとても録画を見直すことすらできない自分がいる!
慟哭する道長をしっかり抱きしめるまひろ!道長は直秀の手に握られた土を払い、センスを握らせて埋葬する!2人は直秀の一座の屍を埋葬する!自分の手で泥だらけになりながら!
大石静さんは、貴族と庶民の格差を象徴する場面を通して、これから2人が向かう方向の分岐点を象徴したに違いない!格差のない社会にするためには自分達がやらねばならないのだと!!!まひろは直秀から海の向こうに一緒に行こうとの誘いに乗りたかった!その気持ちを大切にしたい!この流れに乗って、一条天皇が即位する方向には道長の目指す道が開かれてゆく!
一条天皇(塩野瑛久)と共にまひろは一条天皇のもとで源氏物語を書き始める契機になってくるに違いない!なんと言うダイナミックな展開なんだろう!
素晴らしい大石静さんの脚本に畏敬の念を込めてブラボー!を
