おひつに入れた熱々のご飯をにぎる
熱いので手の中で冷やしながらにぎる母の手を思い出す
唐揚げおにぎり近所の人が持ってきてくれた鶏肉を唐揚げにして
おにぎりに乗せる
想像するだけでよだれが出る！
片田舎で暮らす兄は無口で
ニューヨークから天狗の末裔は一年の田舎暮らしを体験することになる
多感な年頃の弟は兄の気持ちに近付けない
そんな兄弟を取り持つ兄の友人であり同じ天狗の末裔でありながら
都会での仕事の合間に田舎暮らしを楽しむ有意役の塩野瑛久は
おむすび作りを教えながら何かを伝えようとする
そんな空間を見事に切り取るカメラワーク
ため息が出るほど美しい時が流れているようだ！
片麻痺の私にとっておにぎりのハードルはちょっと高い
それでもおにぎりの型をAmazonで手に入れ
鮭を焼いたり、梅干しを使ったおにぎりをたくさん持って
3人で高尾山に行ったことはついこの間のよう
同じ片麻痺仲間はついこの間天国へ旅立った
そんなことを思い出しながら唐揚げおにぎりに
いつの間にか涙がこぼれる
ここまで生きることを教えてくれた良三さんに祈っていた
優しい時間と生きる力をありがとう！
そんな時を大切に描く天狗の台所は
日本の心
食の原点を大切にしている天狗の台所
お米のおいしさが
引き立つおむすびは日本人の心
母さんが握ってくれたおむすびが
1番うまい
今でも熱いご飯を手の中で転がしながらにぎる
母の手が愛おしい
どうだろう
親子が夫婦が喧嘩した時に
二人でおむすびを作ったらどうだろうか？
きっと2人の間のスキ間が埋まるのでは？
天狗の台所
クレープアン40年のありがとう！ 