帰る気力も無く
遅くまで楽屋で過ごす
全身全霊で舞台に打ち込めば
残るはセミの抜け殻
では61歳の大地さんや68歳の鷲尾さんは
どうなっているのやら!
確かに灼熱地獄は役者の気力を奪う!
息子よ!代わってあげたいが
こればかりは
200度の鉄板の前でクレープを作る
71のジジーのことを思えば
一緒に過ごしたあの夏の日のお店を思い出せば
これしきのことで
へこたれたらあかん!
先頭に立って引っ張ってほしい!
1番若いのだから
明日明治座へ
初めて車椅子で電車に乗る
東京駅で
電動車いすを畳んでタクシーに無事に乗れるだろうか?
そのために片手で畳む練習を重ねる!
のぼり旗をこの目に焼き付けるぞ!


