今日は昔からのお客さんが
顔を出してくれる日
特に長女をガンで亡くした近所の魚屋さんの奥さんが
「娘が大好きだったクレープが無くならなくて
本当に良かった」
そう言って愛犬のハスキー犬を連れて
思い出話に花が咲く
彼女が大学生の時に宣告を受け
御両親の心の痛みは想像を超えていたに違いない
オープンしたら真っ先に届けよう
お店をお父さんに任せ
最後まで娘を励まし寄り添った
だから人一倍
悩んでる人、悲しんでる人を
見捨てて置けない
静かに時は流れ
心に残る
ワダカマリが
静かに消えてゆく
朝日を浴びながら
今日を迎える
その幸せを誰に伝えようか
受け容れるまで
どれほど悩み
苦悩しても
朝日を浴びれば
新しい気持ちで
今日を生きる

