新書版でみつけた「ライカと歩く京都」
そこには、私がやってみたかった京都散策が
ライカのモノクロとカラーで綴られている
Walking とせずに「Rambling」としたのは正解
Ramblingはwalk for pleasure
pleasureはJoyよりもっと深い心象部分から感じるもの
本当に京都は歴史の重さを感じさせる美しい街でもあり
それ以上に穏やかな中にも人間の温かさを感じさせてくれる街
共著
カラーはアレックスムートンさん
モノクロは小山薫堂さん
しかーし
後書きで分かったのだが
同一人物である
ライカの持つ魅力を
モノクロだけでなくカラーでも
表現したかったのであろう!
わかるなー!
京都の魅力に惹かれ海外から多くの観光客がやってくる
その京都が広島以前に真っ先に原爆投下対象になっていたことを知る
それはあの盆地環境が効果的であることを知っている軍部の提案だ!
原爆開発の任務に当たっていた軍部の目に止まっていた
当時の大統領トルーマンは知識人が多く歴史文化財の宝庫を破壊することは
躊躇していたようだ!
何より軍事施設だけでなく罪のない子供達婦女子を犠牲にすることになり
終戦後も世界中の批判にさらされることになること
最後まで反対していたようだ!
ポツダム宣言から帰ってきたトルーマンは
軍部からソビエトの進行が目先に迫っていること
広島なら、海軍の重要軍事施設が密集していることを聞かされ
軍部の意見に反対できずに
広島原爆投下を先行させることになる
長崎は広島の後直ぐに投下するスケジュールになっていて
止めることができなかったと言われている
京都以外にも新潟などの候補があったということ
日本に投下する原爆は、17発準備していたこと
ほとんどのアメリカ人が口にする
原爆投下がなければ
米国人、日本人数十万人の命を救えなかったという
原爆投下の正当化理由は、トルーマンが後付けで考えたことが証明される
それを鵜呑みにする米国人は多いが
戦後の知る自由が確立されたアメリカでは
あらゆる政府の秘密事項を調べ上げて
陽の目に晒そうとする人たちがいる
そんなアメリカの良心と若者を信じながら
この写真集に見る京都の街の歴史と人々の生活が
見事に調和していることを
平和のあり方を
静かに穏やかに伝えてくれる
Kyoto Rambling with Leicaをお勧めしたい

