俳優はサービス業か?

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結論から言うと

サービス業的な側面を持つ

一方で1つの作品を創り上げる

創造家

クリエイター的側面を持つ

確かに

ファンの望むようなものを追求しないと

入場料

出演料

視聴率

CM料

などに支えられている

しかしそこにばかり焦点を合わせると

俳優は商品になってしまう

韓国のある俳優が

“私は俳優がサービス業だとは思っていません. 人気が多くなればより多い機会を得るようになって, より多くの試みができます. しかし無条件に大衆が好きな姿だけを追い掛けてみると演技をする俳優は楽しさがないです. 私は挑戦して, もしかして失敗してもその中に得るところが確かにあると思います.”

タレントやアイドル、俳優の違いの中に

微妙な立ち位置の違いがあるように感じる

より商品的色彩が強いのがアイドルなのかもしれない

タレントにしても然り、よりサービス業に近いのかも

不倫騒動で揺れ、結局CM10社が降りたように

イメージ戦略の崩壊があれば、身を引かなければならない事態に

追い込まれる

三國連太郎さん

が息子の佐藤浩市さんとの対談で

息子が俳優はサービス業と言ったことに

激しく噛み付いたと言われる

高倉健さん

菅原文太さんしても然り

晩年の 役者さんは皆

自分の信念を貫いて亡くなっている
商品としての価値を追及するあまり

自分を見失ってしまう事があってはいけない

SMAPを応援しながら

信念を貫いて欲しいと

いつも歯痒い思いをさせられる

クリエイターとしての生き様を見せて欲しいと

いつもハラハラしながら応援している

俳優は労働者であり、クリエイターでもある

小栗旬さんは、どんな役を演じようと

演ずる人間性の枠以上の表現は出来ないという

枠が浅ければ、どんなに巧妙に役を演じようと

浅い演技しかできないと

また労働者として、俳優に組合を作ろうとしている

ハリウッドに組合がある様に

 

CMに出る様になると

俳優は商品化された様に感じる

クリエイターとしての生き様が

商品に反映されるのであって

俳優が商品になったわけではないのであろう
表現者としてのチャレンジする機会を増やそうとするところに

いわゆる芸能人として

人くぐりにすることはできないような気がする

ファンから注目され、望むような

特定のイメージの枠にとらわれていては

表現者としての役割は希薄になっていくに違いない

ひとりの人間としての生き様の中で

人間として

表現者としての自由に行動できてこその

役者なのかもしれない

そう意味で、しっかり生活を確保できた上で

自由に羽ばたきながら、表現者としての感性を磨き上げられる

今の息子は(塩野瑛久)最高の環境を掴み取っていることを

感じる。

   

 
全く毛色の違った役を演ずる中で

奥深くに潜んだある自分を引っ張り出して

リアルにその役所に生きる瞬間は

生涯そんなにあるわけではないが、

その瞬間を求めて、最大限の準備をして

臨むことが、俳優の義務なのかもしれない。

大変ではあるが、生きがいのある仕事に集中できて

本当に幸せなんだということが

この対談で分かってきて

俳優とは何か?

役者との違いは

タレントとはアイドルとは

毎日突き詰め、苦悩してきていた時期が

懐かしい!

しかーし

まだまだその模索は続いていくようだ!

  

 今回の舞台「小さな結婚式」監督笠原哲平氏との対談の中で

塩野瑛久さん&笠原哲平さん(TEAM-ODAC) 対談


  
彼の幸せと生き様が感じ取れて、こちらまで幸せにさせてもらっている。

桜を眺めながら、おそらく同じような感覚に包まれているに違いない!

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