不安な一夜が明けて

果して領氏が反省文を書いて来てくれるか?

定刻の10:30

「おはようございます」の声が聞こえる

反省文を持って来た!

ほっとする!

 
いつもは、殴り書きのような

乱暴な字を書いていたのに

字は上手くなくていい

丁寧に心を込めて書くように

伝えた通りの

誠実さが伝わるような

決して上手い必要なんていらない

父は達筆だったけれど

味がなかった

やっぱりその通りの人生を送っている

 教科書のような画一的な字だ!

正義感が強い余り、トラブルをあらゆるところで起こす。

正義感が強いあまり、決して幸せな晩年でなかった

母に対する不満ばかり書いた日記を残して

「俺が死んでから見てくれ!」

誰がそんな日記見たいだろうか?

字が綺麗な人は、虚栄心が強く

上辺ばかりの人生

世間体に囚われた人が多い!

   
 
反省と共にそこには不幸な境遇に負けずに

未来に向かって、幸せな家庭を築こうとする

熱い想いが溢れている

領氏!幸せになろうね!

やがてお店の顔になる時が来る

みんな領氏が好きだ!

みんなから慕われるような頼もしい

存在になってくれ!
 

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