音楽三昧
私のスピーカー三昧は半端ない
中大の法科時代は御茶ノ水
秋葉原は親父の法律事務所があったところ
時間が空けば
秋葉原電気街へ
自作のスピーカーを目指して
箱とスピーカーのバランスを考え視聴する
視聴用スピーカーは一枚の板に幾つも付いて
それぞれ切り替える
何度も何度も聞き直す
結局スピーカーの箱は
前から出る音と
後ろから出る音を遮断する役目が基本
だから一枚の板でも
音が回りこまなければ良い
広い面積の一枚の板に取り付ければ基本的な音の特性がわかる
問題は後ろから出る音のある部分の周波数を取り出す方法が
ウーハー方式
バスレス方式
パッシブラジエーター方式
日本の住宅事情
ほとんどが小さなボックスにする
低音不足になる
低音の周波数を
これをパッシブラジエーターが変わってしてくれる
どちらも締まりのない低音になる
大きな振動部分があるスピーカーは
重低音そのものを鳴らすことを可能にする
低音専用のウーハーというスピーカーがそれだ!
ただ普通の人が低音と感じる周波数は80ヘルツから120ヘルツくらい
20ヘルツから60ヘルツは音でなく振動として感じるくらい
無用な低音は箱を共振させるだけ
あれから50年
ブラスバンドやジャズコンボで鍛えられた耳は異常なほど進化する
どんな下手くそでも結局生の音にはかなわない
スピーカーにかけるお金は
演奏会にかけるようになる
小さなスピーカーでも
想像力さえあれば、何て言って慰める
あれから50年
昨日届いたスピーカーに驚かされる
BOSEの最低ランクのブルーツース スピーカーに
とんでもない進化を見る!
50年前に作った私の理想のスピーカーを凌駕する
このたった20センチ四方のプラスチックの箱に入った怪物の登場だ!
ミントグリーンの色とコンパクトさで買っただけ
それがとんでもないやつだった
Bose SoundLink Color ポータブルワイヤレススピーカー
ベースの音が甘くていやらしかった坊主が!
クラシックはいいが
ロックやジャズの切れが甘くてがっかりさせられた坊主
「坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた」
「驚き桃の木山椒の木」
ボーカルの音のツヤ
ジャズドラムのブラシワーク
テナーサックスのかすれ音
ピアノのフォルテッシモのアタック音
ベースのゾクゾクするような弓匹の低音
ウオーキングベースの重量感
クラシックオーケストラの弦の広がり
これは完全にステレオ
どう見てもフルレンジが二つ入っているように見えない
分解して、中を調べたい衝動に駆られる
じっくり光を当て調べてみる
おそらくこの配置に違いない
恐ろしく効率のいいスピーカーだな!
ピアノのアタック音が歪まない
これはフルレンジスピーカーとは違う
必死に調べる
ボーズ独自開発の高効率トランスデューサーユニットが並んで入ってる
さすがの私もトランスデューサーユニットには気がつかなんだ!
こいつは指向性があるので離してはいけない。
並ベることで、音が広がる
だからこの配置は正しい!
独自の振動版とネオジウムリングマグネットによって、同サイズの従来型に比べ2倍の空気量を動かすことができるそうだ。
フルレンジスピーカーの2倍の効率
そして低音部分を引き受けるパッシブラジエーターは
共振させるだけなので締まりのない低音になる
そこをクリアさせるために
二台を向い合わせで置き
無駄なエネルギーを減殺させてる
トランスデューサーから得た駆動力を高効率で出力し
大型ウーファーに匹敵する低音再生を実現している
ボリュームに応じてイコライザーを調整するように
ボーズのデジタル・シグナル・プロセッシングは、いかなる音量レベルでも聴感上最適なバランスになるよう音質を整える役割を担う!
これら三位一体がこのチープなプラスチックに凝縮されてる
坊主やるな〜
他社を一気に離しにかかる坊主
これは間違いなく売れる
隣のJBLが悲しそう
この音を15000円で叩き売りする坊主に
拍手888888888888888
スピーカーにこだわらない女子におすすめ!
きっと他のスピーカーが耐えられなくなること間違いなし
起死回生の1発がこの安っぽいプラスティックに
坊主の知恵を絞り出した傑作に仕上がってる
これだけの技術を押し込めた坊主に
脱帽(坊主)




