松浦武四郎の終の住処
大学の敷地内にある奥の奥にそれはあった
障害者にはキツイ急勾配の坂道の途中に
でも見ることができただけ幸運
それは広大な構内の一番奥の片隅に
年に一回だけ公開される
この泰山荘の奥の奥に
この入り口にたどり着くまで
大変な道のり
中に入って今日は
ツアーに申し込んでいないと見ることもできない仕組み
1年前から申し込んでいる人がいるくらい
人気スポット
どうにか頼み込んでキャンセル待ちに希望を託す
お茶会に参加している内に
機転を効かせてくれた彼女が
素早く空きを見つけタイミングよくツアーに入れてもらえた
優しい!本当にありがとう!
急勾配の坂道を降りると
一畳敷が待っていた
母屋に寄りかかるようにして
まるで私のように風雪に耐えていた
大学生の案内でこの終の住処が
日本各地を訪ねた時に
印象に残った板切れや部材が使われている
それは武四郎にしかわからない
幸せの塊
この塊に囲まれて過ごす
武四郎の姿がそこに浮かんでくるよう
残念ながら撮影禁止
そんなことだろうと
アマゾンから昨日取り寄せたこの本が
幸せの塊を
ほんの少し覗いて見れば
武四郎の歩みがわかる
幸せの塊が満載された本
カメラは旅カメラG7X







