「今晩は落合恵子です」1975年頃の深夜のラジオ番組で
レモンちゃんこと
落合恵子さんの魅力的な声に
共感と淡い恋心を覚えたラジオ番組があったのです。
確かそんなに違わない年齢なのに
ユーモアやウィットに富んだレモンちゃんは
古希になった筈です。
一歳違いですから
そのレモンちゃんが
昨晩の安保法案阻止のための国会前のデモに
参加していました。
堂々たる貫禄
その存在感に圧倒されました。
それより小雨降る中
マイク片手に行動する彼女の生き様に
あの時の恋心が蘇って来るのです。
不思議です。
障害者になっていなければ
間違いなく応援に駆けつけたでしょう。
フランスにいた時に感じた
ジャンヌダルクは、男心をくすぐりながら
革命の旗を振り、革命を成就するための
男の力を引き出していったに違いないと
レモンちゃんを見て、妙な確信を持ったのです。
露わになった乳房が印象的な
革命のエロスここにあり!
オルレアンの少女の活躍がなければ、フランスは百年戦争に負け
イギリス(イングランド)の軍門に下り
英仏はひとつの国になっただろうといわれる
19歳で革命の先頭に立ち、火あぶりという悲劇的結末になろうとも
今なおフランスを救った英雄として革命の象徴として歴史に名を刻んだのです。
レモンちゃんも婚外子として生まれ
嫡出子と相続面で不利な扱いをする民法の規定の違憲性を
訴えつづけていました。
私にとってレモンちゃんは昭和のジャンヌダルクでした。
そしてとうとう平成25年9月
最高裁は14人全員一致で相続法の憲法違反を認めたのです。
実際、言い伝えによれば
「人を殺すことを好まないジャンヌは、積極的に旗持ちを買って出て、進んで危険な突撃を敢行した」ということです。
そんなオルレアンの少女と重なって見えたのです
どんなに白髪が増えようと
どんなに体重が増えようと
あなたへの気持ちは変わりません
それにしても
平成のジャンヌダルクが生まれてほしい
そう思うのは私だけでしょうか

