「人間は自分の愚かさを知るためには
愚かさを繰り返さないとわからない」
朝から鬼怒川の氾濫が放送される
行方不明者が15人から25人に膨れ上がる
雨台風になることはわかっていた
降り続ける雨に心配が現実に
このボロ屋は風さえなければ
雨漏りは少ない
台風は風に雨を乗せる
隙間という隙間から
屋根裏に雨がたまり
バケツが必要に
やがて漏電でブレーカーが落ちる
毎回自然との戦いが始まる
風が強い時は
クレープ焼き器の前の開き戸が
突然開く
鍵かけても自然はものともしない
鍵なんて弾き飛ばす
対抗して不自由な身体を鞭打って
かんぬきを作る
五センチ角の角材を渡せる留め金を製作し付ける
漏電対策も
身体で感じる自然の脅威
大丈夫と思う愚かさは
繰り返さないとわからない
モンテーニュは言う
氾濫は雨が止んだ時に起こってるようだ!
今朝のこと消防の呼びかけにどれだけの人が反応した?
電柱おじさんも聞いてたはず
あまりの勢いに家に戻れない、動けない
わかっていたはず
こんなに勢いがあるとは想像できなかった
わかるな〜!
電柱お父さんの気持ち
でもお父さん
自分が愚かだということを気づいた時
あの世だったら
愚かさを反省しても始まらないんだなー
先人達のアドバイスも焼け石に水
