昨晩見覚えのない本が
届いていました。
誰からだろう?
宗教関係者から?
だったらちよっとという疑問も
奥書やはじめにを読んで
疑問が氷解して行く
きっとお店の張り紙を見て
心配してくれたお客様からの
励ましのメッセージだという
確信に変わっていく
三人のお子さんを育てながら
車椅子生活をされている主婦の方の
車椅子の上から見えたものを
エッセイ風に書き上げている
兼氏浩子さん
突然の下半身麻痺
絶望から希望へと心の旅路を
隠さず書かれている
私も約8年前からここに至るまで
同じ様な旅路を歩んでいることに
共感とともに
同志としてエールを送っている
自分がいる
自分の障害を認容するまで
たくさんの葛藤が想像できる
認容するとはどういうことだろう
まだまだわからないことだらけ
自分の障害を理解してもらうためには
自分の心のバリアフリーが先なのかもしれない
隠さずに、相手に伝えよう
世の中は私たち弱者には過酷なほどのスピードで
回転している
その中で、自分にできないことを
お願いするには
心苦しいことが何度もある
バリアフリーの建造物は
少しずつ増えてはいる
健康な人は、いつの間にか
強者の立場に立っている
例えば
足を引きずっていても
装具がズボンの下に隠されている
それが見えなければ
わかる様にしないと
優先席で
席を譲ってもらうことは難しい
どんなに足が痛くて
冷や汗が出ていても
難しい
私がよく行く駅前のセルフサービスのカフェでも
足が弱ってるお年寄りとして見てくれればいい方で
アルバイト始めたばかりのスタッフさんは
そんな余裕はない
そんな時
両手で席までトレイを運べない
それには、
最近よく使う言葉は
「片麻痺なので、席までお願いします」
はっきりと言える様にしている
もちろん言わなくとも
すぐに気がついて
やってくださるスタッフさんもいる
駅前のデニーズにいるスタッフさんの一人は
若いのにすぐ気がついて
ハンバーグが配膳されると
「ナイフでお切りしましょうか」
ステキな笑顔で応えてくれる
なんて優しい子なんだ
人によって違うのは仕方がない
でも言わない限り
弱者の気持ちなんて
理解する余裕なんて
この世の中では難しい
この車椅子の主婦の方も
車椅子で看護師の仕事も経験される
今は車椅子になってから生まれたお子さんと
二人のお子さんを育てながら
暮らしている
そんなステキな愛言葉が心に響く
この本を送ってくれた方
本当にありがとう!
私も心のバリアフリーを目指します。
