昨晩のドラマ「妻と飛んだ特攻兵」

見る前はそんなことあるか?
8月19日
終戦8月15日なのに
眉ツバで見る
「妻と飛んだ特攻兵」
ドラマは丁寧に
そこまでに至る若き夫婦の生き様を描く
飛んだ特攻機は満州の飛行隊
終戦の日を迎えてから
ソ連軍は日ソ中立条約を破り
領土を広げるために
満州に進行する状況
アメリカが広島長崎の原爆を急いで落とすきっかけになった
北海道侵攻を狙うソ連の策略と重なる
戦争が終わったのに
満州では多くの人が犠牲になる
  
この本の作家自身
サーベルで脅されて
ソ連兵にレイプされそうになる恐怖を書いている
フィクション作家の澤地久枝氏(84歳)
一人の少女が少女であることさえ許さなかった壮絶な体験を語る



そんな状況下で守るべき関東軍は、同胞を見捨ててソ連軍との戦闘を放棄する。
関東軍総司令部の降伏命令に背き、ソ連軍と戦うと決断した男たちがいた。
それがこのドラマの柱になる
満州南部の大虎山飛行場に駐屯していた谷藤徹夫ら11人の飛行兵である。

ソ連軍に隼を引き渡すように司令部から命令を受けながら

侵攻を少しでも遅らせ、満州から一人でも多くの同胞を逃がすために
とった行動

ソ連軍の戦車に突っ込んだと言われる

ソ連軍にレイプされるくらいなら自決することを選んだ朝子さん

少しづつ氷解して行く疑問

そしてこのドラマの原作になった

  

戦後軍規違反として知られなかった11人の飛行兵
真実が明らかにされ
記念碑が立つようになる 

 

昭和二十年八月十九日没 谷藤徹夫 行年 二十四歳
昭和二十年八月十九日没 谷藤朝子 行年 二十六歳

普段はモンペ姿の朝子さん
白いパラソルと白いブラウスを着て
特攻機に乗る
その心境はいかばかりか
覚悟を決めた女性は美しい


谷藤徹夫役は 成宮寛貴君(32才)
14歳の時母親を亡くし、一生懸命働き弟を大学まで行かせる話は有名だが
このドラマで谷藤徹夫役を見事に生きている
自決しようとする妻を抱きしめ
一緒に特攻する道を選ぶ
その演技は成宮君の生き様そのものだ!
代表作になる奇跡の瞬間を目撃して
溢れる涙を抑えることができなかった
益々素晴らしい俳優になって
自分のことのように嬉しい




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