粋な暮らしが息づく街

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江ノ電鎌倉の一つ手前

和田塚

うなぎの「つるや」に行きたくて途中下車

道を聞きながらある通りに出る

   
           美術商から

骨董屋さん

立体絵本専門店

肉や魚や

パン屋さんまで

私の好きなシャビーなお店が立ち並ぶ

街路灯には鉢植えの紫陽花が

街を愛する人の

心意気が嬉しい

その息遣い

温かさが

なんとも優しい風を贈ってくれる

「つるや」にたどり着く

「40分くらいかかりますよ!」

備長炭でふっくらと焼きあがった鰻重

2750円に肝吸付ける

鎌倉彫りのお重に入った鰻重の味に涙!

久しぶりに食べる鰻重の味は

この街の優しさが溢れている

   
   私の注文が最後だった!

忙しかったらしい

二階から足の不自由なお年寄り家族が帰って行く

ここまで来るのに20分くらい

女将さんに近道を聞く

なんと!このお店の横の袋小路を通って行くと

2分で和田塚駅へ

信号もない所を渡ると

小さな小さな改札口が目の前に

江ノ電も不思議な玉手箱

鎌倉のはずれこそ

庶民の粋な暮らしが

息づいている

  

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