「たかが ・・・ 」 「されど・・・」

「たかが ・・・ 」 「されど・・・」

開店前

自転車に乗った少年が

待ちきれずに入ってくる

「ここがソウジの家か」

「いますか?」

「なんだい?クレープじゃないのか」

開店前でも作ってあげようとしたのに

クレープになんの関心もない

ただひたすら戦隊

何のための30年

クレープというと

テキ屋のクレープが頭に浮かぶ

そんな連中には

「たかがクレープ」に

私が7年前に倒れて

別のクレープを口にして

初めてわかる味の違い

浮気をしないとわからない

「井の中の蛙」

どんなに苦労して

生クリームからアイス、プリン、生地まで作り続けたのか

自転車の少年に言ってもわかるまい!

「されどクレープ」なんだよ!

大きな声で言いたくなる

私の年代には

戦隊は「たかが戦隊」

少年には「されど戦隊」

いかん!同じだ!

第37代「獣電戦隊キョウリュウジャー」

約2年に渡る戦隊とのお付き合い

ドラマ48作

映画5本

舞台192ステージ

DVD

キャラソンまで

早朝のロケから

遅くまでのアフレコに

あけくれる

ここで養った実感は何より次の飛躍へ

「されど戦隊」

ありがとう!

共に闘った仲間達

終わっても支えてくれる仲間達

何よりの宝物

ありがとう!

第37代「獣電戦隊キョウリュウジャー」

成人のお祝いに寄せられた

仲間のビデオメッセージ

涙が止まらない

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