ペンフレンドのマルチーヌはフランスを代表する
大女優ロミーシュナイダーのような憂いを持った女性だった
時は待ってくれない
共におじいちゃんおばちゃんになってしまった
あれから30年以上経っただろう
ロワールの片田舎に住んでいた彼女は
学校の先生をやりながら
エレーンとクレモンスを育て
旦那さんのイブとともに新しい家を作り
幸せに暮らしている
マルチーヌに出会わなければ
今のお店はなかっただろう
どうしても君たちの思い出を
いつまでも大切にしたくて始めたのだから
私が36歳の時だった
矢代法律事務所、黒沢司法書士事務所を経て
フランスへ







