
ソムニウムという単語
ラテン語で夢とか幻想を意味するということを知ったのは
このドラマを通じてなのです
今回の主演ドラマのタイトルになっています
AIの行き着く先はヒューマノイドの開発
忘れもしない映画「ブレードランナー」
人間に忠実なレプリカントが作られる未来東京
亜熱帯化して
今日のように雨が絶え間なく降り続く東京
過去と未来が雑然と入り混じる世界が舞台
忘れがたいラストシーン
レプリカントが終焉を迎える雨降るビルの屋上
何故か手に持った鳩を空に放つ瞬間
胸を突き刺す
レプリカントの自由への想い
無機質なレプリカントが目覚めるほんの瞬間に
焦点を当て
自由というテーマを浮き立たせたSF映画の傑作
「ブレードランナー」
「ソムニウム」
生活の伴侶と人生の伴侶とは違うという
開発者達のテーマは違えど、その描く本質は奥が深い
永遠の命題なのかも
植物人間になってしまった我が子の
臓器を提供した親の気持ち
帰らぬ我が子の臓器を提供することで
3人の子の中で生き続けることを選んだ親御さんの尊い志に
止めどなく涙が流れる
最後の別れに我が子を抱くお父さん お母さん
なんという崇高な瞬間だろうか?
我が子の温もりだけでも
体に刻み込んでおこうとする
ソムニウムでも
機械なりの温もりはあるという開発者
もしできるなら臓器を提供をしてくれた親御さんへ
子供の代わりに、ヒューマノイドでもいいから
一緒に生活できたらと願わずを得ない
酒酔い運転で亡くなった2人の児童の代わりに
身近にいてくれる存在であって欲しいヒューマノイド
ワクチンを打つヒューマノイドがいたらどんなに助かるだろうか

自らの恋人を失った開発者の気持ちは
そんな思いからなんだろう

どんよりとした東京の空を眺めながら
ある人が言った
「東京には空がない」
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