苦は楽の種 旅立ちの日に寄せて

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人は楽な方を選びたがる

自分を楽な方でなく

厳しい環境に置けば

必ずその見返りが戻ってくる

今日から9年間お世話になった事務所を退所

事務所に入っていれば自分の目標を見つけられるとは限らない

ジュノンボーイを経て、二日間に渡る

22社の事務所との面談を経て

事務所のことはほとんど無知だったが

面接を通して事務所のカラーを学ぶ

アーティストとして一緒に苦労を背負ってくれるのか

俳優の道を切り開こうとする意思が窺われる事務所もあり

その中で1番低かった事務所を選ぶ

サラリーマンの集まりに見え

モデル派遣業では、俳優は育たない。

アーティストは育たない

当時は就活と考えていたのだろう

俳優はサラリーマンでは務まらない

多くの現場で

一粒一粒種を植えて、水をやり、花を咲かせるまで

泥まみれになる覚悟が見受けられない事務所もある

俳優の仕事は感性を磨くことだ

現場を知らない当時は

「俺の就活」と考えていたのだろう。

しかし9年間の舞台、ドラマ、映画の現場をこなす中で

そんな甘い現場など一つもない

事務所から「瑛久が、ガチで戦隊のオーディションを

取ってきた」と喜びの電話が入って、「東映撮影所の

近くに部屋を借りてどのくらい生活費がかかるか

計算して知らせて欲しい」

そんな連絡が入って、てんやわんやで決めた生活

朝6時くらいに集合して

夜はアテレコ当てて帰るのは深夜近くまで

毎朝ロケバスでチームは一体になって

あちこちにロケに向かう約一年の現場

事務所も初めてのことで

元モデルのマネージャーが担当

そのマネージャーは50人のモデルを抱える

ある朝東映のプロデューサーから

マネージャーに連絡が入る

まだ瑛久が来ていないと

遅刻だ!

マネージャーはプロデューサーに叱られる

一緒に怒られていた本人には

「君を脚本上、留学したことにして、

いくらでも外せる」とまで言われ

きつくマネージャーも叱られる

そのマネージャーを見ていた本人は

「僕が悪かったのです。」

泣いて謝ってくれたという報告を聞き

一分一秒でも遅れれば、スケジュールに穴が空き

キャストのみならずスタッフ、現場確保など

あらゆるスケジュールに支障がでることを嫌というほど

実感させられる現場

劇団の仲間で舞台やドラマで

共に過ごした仲の良い団員には

そんな自覚のない団員には呆れるが

顔で笑って

心で泣くこともある。

身につまされなければ

人間は自覚できない

だからこそ演劇学校など出てもなんの役にも立たない

「舞台を避けてる俳優が多いが、

学歴、演劇学校そんなものは関係ない

そんな俳優は

舞台で全てを実感しろ」

現場に出て

「実感こそが全てだ!」

「純平考え直せ」の演出家森岡監督から多くのことを学ぶ

決まりきった髪型のジュノンボーイとは違って

オーディションに登場した塩野瑛久にスポットを当てる

いきなり主役に抜擢

初めての主演舞台で、経験した役所と自分がシンクロして

一体になる瞬間

止めどなく涙がとまらなかった

あの日こそ

「魂の迸り」を感じた舞台

ゾーンに入ったと

俳優人生でたった一度かもしれないが

その一度のために全てを投げ出す覚悟があるのか

その一度に全てを賭けるために

事務所を飛び出て

一匹狼になろう!

その時の喜びと幸せに出会うために

旅の終着点を目指して

今日飛び立ちます。

俳優 塩野瑛久  26歳 

旅立ちの日に

レトルトの赤飯を食べよう❣️

ごま塩がうまい!

どんな脇役であろうとも

ごま塩になれるなら

こんな幸せはない!

旅立ちの日に寄せて

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