我が第二の故郷
中野ゼロホールへ行ってきました
舞台「里見八犬伝」観劇に
情けないことに
北口は故郷に近いところでも
私の頭が故郷に
中野サンプラザと勘違いしていた
中野ゼロホール!
車椅子に対応してくれた
駅員さんに聞いて良かった!
「里見八犬伝は南口にあるゼロホールですよ!」
あらためてチケットを見ると
勘違いしていた
チケットはゼロホールになっていた!
シルバーの思い込みは(名称が変わっているとの思い込み)
ブレーキとアクセルの踏み違いにもある様に
確信犯に近いのかもと
最も私の通っていた事務所は北口
南口はほとんど知らないわけだ!
坂道を上がって10分ぐらい
不安になることこの上ない
思ったよりこじんまりした印象の劇場
一階には誰でも使えそうなロビーが広がって
駅で買ったおむすびを二個頬張る!
早速二階の入り口に行くと
係員が待っていてくれた
案内されたのは
車椅子専用のコーナー
予約した二階席より
舞台近くで
座席より高くなった舞台右側から鑑賞できる
素晴らしい席だった!
役者塩野瑛久をつぶさに鑑賞できる
ベストポジション!
一幕二幕の間に
20分の休憩が入る
長丁場!
きっと眠くなるだろうな
そう思って幕が上がると
これも思い込み!
息つく暇もないほどの
圧倒的迫力の前に
3時間半の
ドラマチックかつダイナミックな展開に
スタンディングオベーションが続くほどの
役者の熱と演技の迫力と舞台演出の凄さに
終始圧倒されっぱなし
拍手はやまない
スタンディングオベーションで
私も車椅子から立ち上がって
身体全体で拍手を(片麻痺のため左手が使えない)
それでも右手でガッツポーズを作って手をあげると
瑛久は分かった様だ!
ネタバレになるから
ストーリーには触れないけれど
予想外の展開
ざっと感想を言えば
一幕はしなやかさと美しさを全面に出した演技を
ハイローで有剣ファンになった方達を
もっともっと虜にする演技を
二幕では
大掛かりな殺陣の躍動をこれでもかという演舞を見せてくれる
八剣士1人1人が全員のアンサブルを相手にする
大立ち回りが続く
なんと!
二台の山が舞台所狭しと動き回り
その動く二台の岩山の上を
飛んだり跳ねたりしながらの殺陣の迫力は
危険と背中合わせの演出だ!
深作監督の演出を一言で言うと
動と静
生と死
この物語が
滝沢馬琴によって
江戸時代後期に作られたと言う
信じられない様なロマンあふれる
壮大な叙事詩になって
令和の時代に蘇るなんて
なんて素晴らしいんだろう!!!
昨日ラクビーは南アフリカに
叩きのめされたけれども
前半の健闘虚しく
フォワード戦で負けた疲労が残って
後半の連続トライを許すことになってはいるが
この里見八犬伝こそ
ワンフォーオール
オールフォーワン
そのものを舞台化した
といって過言ではないでしょう!
令和に生きる
私たちの胸に
ぐさりと突き刺さる
スタンディングオベーションが今でも止まらない