幸せですか
お母さんを信じてますか
あの子達は親に捨てられたんじゃない
親を捨てた子達です
これっぽっちも親を信じられません
でもね それでも私は信じたいの
母親は何があっても母親だって
その子にとってたった一人の母親だって
だから私 あの子達と一緒にいるのがつら過ぎます
木枯らしが身に染みる頃
わずかに咲いていた花が愛おしい
母さんの温もりだ!
命あるものやがて枯れてゆく
優しく
優しく
「頑張るのよ!」
優しい風に乗って聞こえてくる
頬を突き刺す木枯らしでさえ
あったかい
母さんの匂いが
懐かしいおでんの匂い
みんなで食べるおでん
熱々のおでんを口一杯に頬張る
優しい母の味が広がる
ありがとう母さん
待っててね
ps