やっぱりもう一度長編アニメに挑戦する意欲が湧いたのだと思う
しばらく休んでいる時は
人間はろいろな刺激を受け
人生を白紙から考え直すことができる
余裕が生まれる
私もその1人だ!
宮崎監督も白紙になって
自分を見つめ直すことができたのだと思う
周りの友人たちは、次々他界する中で
引退して短篇アニメ(毛虫のボロ)を作る
短篇アニメを通して表現できる喜びの本質を
見つめ直したに違いない
過去の作品を振り返りながら
持病の心臓病を抱えながら
病床で何もできないのではなく
「何もやってないで死ぬより、やっている最中に死んだほうがまだましだね。
死んではならないと思いながら死ぬほうが…」
この思い痛いほどわかります!
私からクレープを取ったら何も残らない
身体が思うように動かなくとも
まがりなりにも34年培って来た
材料の仕込みから、焼きの技術まで
アンちゃんの手を借りながらも
一通りこなせるのだから
アニメもクレープも手作りの積み重ね
再びスタッフを集め、活動を始めた監督の心境が
痛いほどわかる
風の谷のナウシカ/1984年
(原作・脚本・監督)
天空の城ラピュタ/1986年
(原作・脚本・監督)
となりのトトロ/1988年
(原作・脚本・監督)
魔女の宅急便/1989年
(プロデューサー・脚本・監督)
紅の豚/1992年
(原作・脚本・監督)
もののけ姫/1997年
(原作・脚本・監督)
千と千尋の神隠し/2001年
(原作・脚本・監督)
ハウルの動く城/2004年
(脚本・監督)
崖の上のポニョ/2008年
(原作・脚本・監督)
風立ちぬ/2013年
(原作・脚本・監督)
最後の作品とされる「風立ちぬ」は
いま一つ説得力に欠ける
監督もそうであろう!?
私の中では「風の谷のナウシカ」を筆頭に
監督はもっともっとモヤモヤするものを
抱えながら日常を過ごしていたに違いない
ジンプルでありながら、もっと奥の深い作品を
監督なら作れるはずだ!
そんな気持ちが感じれる
NHKドキュメンタリー番組「終わらない人 宮崎駿」のなかで
宮崎監督の引退後の生活にそれが感じ取れたのです。
スタジオジブリには北原のリハビリで
同室だった友人が今でも働いている
丁度その頃「崖の上のポニョ」が製作中
あまりにも子供向けで私は好きになれなかった。
どうかアニメを作る喜びを感じながら
その幸せを感じ取れる作品をお待ちしています。
監督から「一病息災」と書かれた色紙にのせた
その心を
後世に残されるように
期待しています