七里ヶ浜の夕日
どうしても頭の中は 、いつも七里ヶ浜の夕日
忘れられないシーンが蘇る
脳裏に焼き付いて離れない
死後の世界があるかないか
議論されることがある
その度に思う
ここに焼き付いた思い出のフィルムこそ
脳死一歩手前でわずかに残された記憶のカケラが
蘇るに違いない!
人生の幕を降ろす瞬間に巻き戻される焼き付いたフィルム
それこそ死後の世界だろうと思う
だから生きている間、数多く美しいシーンに出会いたい
その思いに駆られ、片麻痺でも旅に出るのだろう!
辛く苦しいときほど、海を見たくなる
母なる海に抱かれたい
海辺に佇む家族
サーフィンをする若者
心地よい潮騒の音
爽やかな風に
全身を委ねる